Windows11のDNSサーバーを変更する方法を紹介します。
「インターネットが遅い」「特定のサイトだけ開かない」──そんなとき、DNSサーバーを変更することで改善することがあります。
本記事では、Windows 11でDNSサーバーを設定変更する手順と、そもそもDNSサーバーとは何か?についてもわかりやすく解説します。
DNSサーバーとは?
DNS(Domain Name System)サーバーは、「ドメイン名(例:www.google.com)」を「IPアドレス(例:142.250.72.206)」に変換する役割を持つサーバーです。
私たちは普段、インターネット上の住所である「IPアドレス」ではなく、覚えやすい「ドメイン名」を使ってWebサイトにアクセスしています。
この変換作業を裏で行ってくれているのが、DNSサーバーです。
DNSサーバーの変更によって、「サイトの表示速度が改善することがある」「特定のサイトが表示されない不具合が解消されることがある」「プライバシー保護が強化される場合」もあります。
DNSサーバーを変更する(設定)
設定アプリからWindows11のDNSサーバーを変更する方法です。
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スタートメニューから「設定」を開きます。
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設定が開いたら、左メニューの「ネットワークとインターネット」をクリックします。
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「イーサネット」または「Wi-Fi」をクリックします。
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DNSサーバーの割り当ての「編集」をクリックします。
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DNS設定の編集です。一番上の「自動」を「手動」にします。
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IPv4を「オン」にします。
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「優先DNS」と「代替DNS」を入力します。
今回はGoogle Plublic DNSに変更するので
8.8.8.8
、8.8.4.4
と入力しています。 -
HTTPS経由のDNSとして「オン(自動テンプレート)」を選択します。
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「保存」をクリックします。
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これでDNSサーバーの変更は完了です。
以上で操作完了です。
DNSサーバーを変更する(コントロールパネル)
コントロールパネルからWindows11のDNSサーバーを変更する方法です。
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タスクバーの検索ボックスに「コントロール」と入力します。
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検索結果から「コントロールパネル」を起動します。
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コントロールパネルの「ネットワークとインターネット」をクリックします。
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「ネットワークと共有センター」をクリックします。
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「イーサネット」あるいは「Wi-Fi」をクリックします。
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「プロパティ」をクリックします。
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「インターネットプロトコル バージョン4(TCP/IPv4)」を選択し、「プロパティ」をクリックします。
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「次のDNSサーバーのアドレスを使う」を選択します。
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「優先DNSサーバー」と「代替DNSサーバー」を入力し、「OK」をクリックします。
今回はGoogle Plublic DNSに変更するので8.8.8.8、8.8.4.4 と入力しています。
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これでDNSサーバーの変更は完了です。
以上で操作完了です。
おすすめのDNSサーバー
高速かつ信頼性が高く、セキュリティ面でも安心できるおすすめのDNSサーバーです。
Cloudflare
世界最速クラスと評されるDNSサーバー。プライバシー保護にも力を入れており、個人情報をログに残さない方針です。
- 1.1.1.1
- 1.0.0.1
Google Public DNS
Googleが提供する定番のパブリックDNSサーバー。高速かつ安定した通信が特徴で、多くのユーザーに利用されています。
- 8.8.8.8
- 8.8.4.4
OpenDNS(Cisco)
Ciscoが運営するDNSサービス。フィルタリング機能やファミリー向けのセキュリティ設定など、カスタマイズ性に優れています。
- 208.67.222.222
- 208.67.220.220
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